2m×2mに賭けた夢

1/20(日)岐阜市柳ケ瀬サンデービルヂングマーケットに出店してきました!

サンビルは、毎月第3日曜日に開催されるオシャレで賑やかな手作りマーケット。

http://ysbmkt.com/


“わたしたちが大切にしているのは「ひと」「モノ」「空間」です。

ここでしか会えないひと
ここにしかないモノ
ここにしかない空間

それを楽しみに、まちに出かけ、買い物をする、
友達に会う、お茶をする…

この体験は、ほかにかえがたい、特別なものになるはず。

そんな風景が毎月一回続くうち、みんなの日常になってほしい。

思い出に残る、帰ってきたくなる、大好きなまちをみんなでつくりたい。

アーケードやレトロな空きビル、商店街を使った、新しいマーケットのはじまりはじまり。 “


(SUNDAY BUILDING MARKET HPより)

手作り市って、なんだかワクワクする。
あんまり衝動買いとかするタイプではなくて、そういうところに行っても大抵見て素通りしていくだけなんだけど、ちょっとドキドキするような、元気をもらえるような、そんな場所だった。

今回、初めて自分がそういうお店を出すことになった。ちょっと前までは考えられない事だった。

だから、お客さんがどんなものを欲しているのか、全然わからなかった。

僕はおもちゃ屋さんになると決めたので、当然おもちゃは持っていく。

でも木のおもちゃは高い。ふらっと立ち寄って買うようなものではないと思う。
自分が子供におもちゃを与える時だって、ネットをあさりまわったり、お店に見にいったりしていろいろ調べて、納得してから買う。

だから、木のおもちゃが売れるとは思わなかった。

じゃあ僕は、いったい何しにサンビルへ行くんだろう。
手に取ってもらえそうな小物類を作りながら、ちょっと考え込んでいた。

ほんとすぐ忘れちゃうんだけど、一番大切なことが抜けていた。

僕が木のおもちゃ屋さんをやると決めたのは、僕らのすぐ近くにある木々に、もっと触れてほしいと思ったからだ。

濡れて苔むした樹皮、落ち葉の積もらない湿った土、伐採したてで立ち昇る芳香、リスの残したエビフライ、作業路に根付いた小さな芽、沢の水音、木々に差し込む午前の光。

山に入る度にはっとする美しさを伝えたくて、僕はその鍵を渡したいのた。

そう思ったら簡単だった。

なぜなら、僕が持っていくものは僕の中に全部収まっていたのだから。

(つづきます)