木に想いを馳せる

今日は村の森林組合に行って来ました。

来月行われる記念市に合わせて、出荷された木のチェックをするということで同行させていただきました。

同行させていただいたのは同じく村の製材組合の牧野工場長。この道35年以上のベテランです。

牧野工場長。いろいろお話をしてくれた。

僕の目的は丸太のどういうところを見て評価されるのか、用途に応じてどのような木を選ぶのかなどを勉強することです。
高値で財を築いた過去、価格低下に苦しんでいる今のこと、
そして未来に想いを馳せることなど、木を取り巻く時代の流れの一端に触れることが出来たと思います。

植林の桧。中心部の年輪が荒い

天然の桧。目の細かいのがよくわかる

丸太って一言で言っても、ほんとに奥が深い。
目の前に横たわる自分よりも年上の木々を見ながら、この木はこういう風に柱を取って板を取って・・・と説明していただいたり、
節やアテと呼ばれる曲りの元を見てどういう風に管理されていたかや木の育った環境を想像したり。

三日月マークがアテ。強い力がかかり続けた証。

とちゅうの変色部は腐れと呼ばれる。折れた等から水が浸入して変色したと思われる。

中心に枝の跡が。これをかわすように製材するのが腕の見せ所。

年輪の色でその時代背景を考えたりと、木口(木の切り口)が教えてくれることはたくさんあるんだと知りました。

また、丸太1本ウン十万円の時代は入札するときも手が震えたそうな。それを生かすも殺すも自分次第。
落胆するときも大喜びすることもあり、いい経験だったとおっしゃっていました。

木の価格が低迷している今、山の管理手も高齢化が進み、跡継ぎも村に戻って来ていないので、
林業経営は危機的状況が続いています。
今植えても出せるのは孫の代。丸太1本にご先祖様からの思いやりが詰まっています。
それを次代に繋げていく林業関係者の方々には頭が下がるばかりです。

ほんと、行ってよかった。

あ、一番良かったのは牧野工場長の人柄です(笑)